2019年10月01日12時27分
【北京時事】建国70周年を迎えた中国・北京の天安門広場一帯で1日午前(日本時間同)、近年で最大規模となる軍事パレードなどの記念行事が行われた。習近平国家主席(中央軍事委員会主席)は演説で「いかなる勢力も中国人民の前進を阻むことはできない」と言明。パレードでは米国本土を射程に収めるとされる大陸間弾道ミサイル(ICBM)「東風41」を含む多くの新兵器を公開。習氏は世界第2位の経済大国として自信を示し、強大な軍事力を内外に誇示した。
今回の軍事パレードは、米国との貿易戦争が長引き、香港で反政府抗議活動が続く内憂外患の状況で実施された。習氏は「(台湾の)平和統一と(香港の)一国二制度の方針を堅持する」と述べ、台湾や香港をめぐる問題で強硬なトーンを抑えた。
一方で「断固として国家主権、発展の利益を守る」よう兵士に呼び掛けた。習氏は軍事パレードを通じて、中国の発展ぶりを国民に印象付け、国威発揚と求心力の強化を図った形だ。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019100100142&g=int
2019-10-01 03:27:00Z
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