(高雄中央社)来年1月の総統選に最大野党・国民党から立候補している韓国瑜高雄市長の擁護派と反対派が21日、韓氏のおひざ元、南部・高雄市でそれぞれデモ行進を行い、各自の主張を訴えた。
韓氏をめぐっては、昨年12月に市長に就任してほどなく総統選に方向転換した姿勢を問題視する声や、市政運営に対する理解度の低さを指摘する意見などがあり、与党・民進党に近い市民団体などが罷免を求める署名活動を始めていた。この延長線上にあるデモは、韓氏反対派の複数団体が共催。高雄メトロ(MRT)オレンジラインの駅がある文化センター前を午後2時過ぎに出発し、約2駅先まで行進。参加者が「韓国瑜を罷免しよう」と書かれた旗を高々と掲げ、口々にシュプレヒコールを上げた。
発起人の一人、尹立氏はメディアの取材に対し、「韓氏には一刻も早く高雄を去ってほしい」と訴え、もう一方の韓氏応援デモについては「対立をあおる側面もあるが、高雄の人々をより結束させた」との見方を示した。参加人数は午後5時までに約50万人(主催者発表)に達した。
韓氏の支持者からなるデモ隊は、MRTレッドライン・凹子底駅近くの公園を正午に出発。中華民国国旗や国旗グッズを手にした人々が集まり、総統選での韓氏の勝利を願って約3キロ先の公園を目指した。
終着点では、一行の到着を待ち受けていた韓氏がスピーチ。クリーンで効率的な政府を実現させて汚職を無くし、台湾の安全と国民が豊かになることを最優先課題にするなどと約束し、国民に寄り添う姿勢をアピール。会場は「当選だ」「中華民国万歳」などと叫ぶ人々の熱気に包まれた。主催者側は約35万人が参加したとしている。
2つのデモ行進の路線は全く交わらないものの、MRTでの移動途中や街角で鉢合わせした参加者同士が衝突することを懸念した同市が3000人の警官を動員して警戒を強めていた。
(郭建伸、余祥、王淑芬/編集:塚越西穂)
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2019-12-21 10:53:03Z
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