【ソウル=山田健一】韓国軍合同参謀本部は9日、北朝鮮が同日午後4時30分ごろ、正体不明の飛翔(ひしょう)体を発射したと発表した。北朝鮮は4日にも日本海に向けて飛翔体を打ち上げたばかり。飛翔体が弾道ミサイルだった場合、同ミサイルの発射を禁じる国連安全保障理事会の決議に違反することになる。韓国軍などが詳細な分析を急いでいる。
韓国軍によると、北朝鮮は北西部・平安北道の新五里(シンオリ)一帯から東の方向に飛翔体を打ち上げた。新五里には北朝鮮の弾道ミサイルの運用部隊が配置されているとの情報もある。韓国の放送局・KBSは、国会国防委員会の関係者の話として、飛翔体の飛行距離は約420キロメートルと推定されると伝えた。
韓国の軍事専門家の間では、北朝鮮が4日に発射した飛翔体について、短距離弾道ミサイルとの見方があるが、韓国政府はいまだ飛翔体の正体について特定に至っていない。北朝鮮としては、短期間に示威行動を繰り返すことで、米朝対話を続ける構えをみせながら北朝鮮への経済制裁を続ける米国を揺さぶる一方、米国が対話を中断しない挑発のレベルがどこかを見極めようとしている可能性もある。
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https://www.nikkei.com/article/DGXMZO44577490Z00C19A5000000/
2019-05-09 07:56:00Z
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