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米中、追加関税で対立残す=月内の首脳決着困難-貿易協議 - 時事通信ニュース

2019年04月06日14時53分

米中貿易協議のため訪米した中国の劉鶴副首相(左)と面会するトランプ米大統領=4日、ホワイトハウス(AFP時事)

 【ワシントン、北京時事】米中両政府による閣僚級の貿易協議は5日、ワシントンで3日間の日程を終えた。互いの輸入品に課した追加関税の扱いなどで溝が埋まらず、来週以降もテレビ会議で協議を続ける。トランプ米大統領はこの日、「合意できるか予断を持ちたくない」と中国側をけん制。交渉は長期化の様相を呈しており、目指す月内の首脳決着は困難な情勢だ。
 閣僚級協議は、先週の北京会合に続く開催。中国による不公正貿易慣行の是正策をまとめた合意文書案の作成に取り組んだ。今回の会合では交渉の大枠で合意し、4月下旬にも開く首脳会談で最終決着する段取りを描いていた。だが、首脳会談の日程は決まらず、トランプ大統領は4日、合意できるかは「4週間前後で分かる」とトーンダウンさせた。
 トランプ大統領は「追加関税」「合意履行の仕組み」「知的財産権」をめぐる対立が解けていないと明らかにした。貿易摩擦の影響で景気が減速する中国は、合意後直ちにすべての追加関税を解除するよう要求。米国はこれを拒否し、中国が合意を履行したか確認するまで全廃には応じない方針だ。
 今回の協議終了後、ホワイトハウスは声明で「重要な作業が残された」と指摘した。

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https://www.jiji.com/jc/article?k=2019040600172&g=int

2019-04-06 05:53:00Z
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