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ユダヤ教礼拝所で銃撃、1人死亡=男拘束、憎悪犯罪か-米 - 時事通信ニュース

2019年04月28日11時30分

27日、米カリフォルニア州サンディエゴ近郊パウウェイで、銃撃事件が発生したシナゴーグ(ユダヤ教礼拝所)(AFP時事)

 【ニューヨーク時事】米カリフォルニア州サンディエゴ近郊パウウェイのシナゴーグ(ユダヤ教礼拝所)で27日、銃撃事件があり、女性1人が死亡し、3人が負傷した。捜査当局は容疑者として、現場から逃走したサンディエゴ在住の白人の男(19)を拘束した。男はインターネット交流サイト(SNS)に反ユダヤ主義の主張を投稿していた。当局は人種的・宗教的偏見に基づくヘイトクライム(憎悪犯罪)とみて、動機を調べている。
 トランプ大統領は同日、記者団に対して「信じられないが、ヘイトクライムのようだ。われわれは真相を徹底究明する」と述べた。
 AFP通信によると、容疑者のものとみられる投稿は、昨年10月に東部ペンシルベニア州ピッツバーグのシナゴーグで11人が死亡した銃撃事件の実行犯の男を称賛。3月にニュージーランドで起きたモスク(イスラム礼拝所)に対する銃乱射テロ事件もたたえていた。さらに現場周辺のモスクへの放火事件への関与を明らかにしたという。
 銃撃があったのは現地時間午前11時半(日本時間28日午前3時半)ごろ。男は歩いてシナゴーグに侵入し、殺傷力の高い半自動小銃を乱射。現場から車で逃走したが、警察に電話して自ら居場所を伝え、投降した。車からは犯行に使われたとみられる銃が押収された。
 負傷者は少女1人と男性2人。負傷者には聖職者も含まれているという。3人とも容体は安定している。
 このシナゴーグでは午前11時からユダヤ教の儀式が執り行われ、約100人の信者が集まっていた。パウウェイの市長は「これはヘイトクライムだ」と非難。近所に住む男性はCNNテレビの取材に「6、7発の銃声の後、叫び声が聞こえ、さらに6、7発の銃声が響いた」と恐怖の表情を浮かべた。現場で会見した捜査幹部は「われわれが駆け付けた時、人々が辺りを逃げ回る混乱状態だった」と述べた。

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https://www.jiji.com/jc/article?k=2019042800140&g=int

2019-04-28 02:30:00Z
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