[シンガポール/アディスアベバ 3日 ロイター] - エチオピア航空のボーイング737MAX機が3月に墜落した事故で、パイロットは当初、ボーイング(BA.N)による緊急時の操縦手順に従ったが、機体を立て直すことはできなかった。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が3日、関係筋の話として報じた。
報道によると、ボーイングは昨年インドネシアで起きた墜落事故を受け、自動失速防止システムを停止する方法についてパイロット向けにガイドラインを出していた。
パイロットは当初、機首を押し下げていた「MCAS」と呼ばれる自動失速防止システムのスイッチを切り、手動操縦で機体を立て直そうと試みたが、その後操縦かんの電動トリムの電源を再び入れた。手動操縦がうまく機能しなかった可能性がある。電動トリムの電源を入れたことでMCASが再び作動し、下降指令が続いたという。
エチオピアの事故調査当局は暫定報告書をまだ公表しておらず、同国運輸省の報道官は3日に公表する予定はないと述べた。航空事故調査に関する国際的なルールに基づくと、報告書は3月10日の事故から30日以内に公表される見通しだ。
ボーイングのコメントは得られていない。
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https://jp.reuters.com/article/ethiopia-airplane-idJPKCN1RF0HA
2019-04-03 09:34:42Z
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