2019年03月22日19時50分
【ソウル時事】韓国統一省は22日、北朝鮮が南西部・開城に設置された南北共同連絡事務所から撤収したと発表した。2月末のハノイでの米朝首脳会談が物別れに終わり、韓国は米朝交渉の継続を目指して働き掛けを強める方針だったが、北朝鮮が対話を拒否した形だ。南北融和の流れに暗雲が漂い始めた。
同省の千海成次官によると、北朝鮮は22日午前、韓国側に「上部の指示に従い撤収する」と伝え、全職員を引き揚げさせた。千氏は22日午後、記者会見し「撤収の決定は遺憾だ」と述べ、北朝鮮側に早期に復帰するよう要求。韓国側職員には勤務を続けさせ、北朝鮮側の様子を見守る方針を示した。
連絡事務所は、韓国の文在寅大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が昨年4月、板門店での首脳会談で設置に合意し、同9月に開所。南北対話の象徴的な役割を担っていた。だが、ハノイ会談以降、週1回の開催が定められていた事務所長の定例協議は、一度も開かれなかったという。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019032200989&g=int
2019-03-22 10:50:00Z
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