Search

バイデン氏にセクハラ疑惑、米大統領選の有力候補 - 日本経済新聞

【ワシントン=中村亮】2020年の米大統領選に向けた民主党の指名争いで有力候補と目されるバイデン前副大統領が過去に女性に対してセクハラ行為をした疑いが浮上した。14年のネバダ州副知事選の民主党候補だったルーシー・フロレス氏が米誌に告発した。バイデン氏は3月31日に「(女性に対して)不適切な振る舞いをしたことは1度もない」と疑惑を否定する声明を発表した。

バイデン前米副大統領は大統領選に2回出馬した経験がある(3月26日、ニューヨーク)=AP

バイデン前米副大統領は大統領選に2回出馬した経験がある(3月26日、ニューヨーク)=AP

フロレス氏は米誌に投稿した記事で、州副知事選の応援に駆けつけたバイデン氏が両肩に手を置いて、髪のにおいをかぎ、後頭部にゆっくりとキスをしたと主張した。フロレス氏は「気持ち悪い」と感じたが、身動きがとれず「とにかく私から離れてほしい」と思ったという。

バイデン氏は31日の声明で「もし私がそのようなことをしたというのであれば敬意を持って耳を傾ける」と説明しつつ「それは私の本意では決してなかった」と釈明した。「私は女性の権利を支持する最強の主唱者であり続ける」とも強調した。

バイデン氏は20年の大統領選に向けて正式な出馬表明をしていないが、米メディアの世論調査では指名候補争いでトップを走る。民主党はトランプ大統領の女性スキャンダルを追及している立場でもあり、今回の疑惑はバイデン氏の支持に対してマイナスに働く可能性がある。同氏は大統領選に2回出馬したことがある民主党の重鎮だ。

指名争いに入った民主党候補からはバイデン氏に説明を求める声が相次いだ。エリザベス・ウォーレン上院議員は30日、訪問先のアイオワ州で記者団に「私はフロレス氏を信じる。バイデン氏は回答する必要がある」と強調した。大統領選出馬を断念すべきかとの問いには「バイデン氏が決めることだ」と述べた。オバマ前政権で住宅都市開発長官を務めたフリアン・カストロ氏も「フロレス氏を信じる」と語った。

春割実施中!無料期間中の解約OK!
日経電子版が5月末まで無料!

Let's block ads! (Why?)


https://www.nikkei.com/article/DGXMZO43163350R00C19A4EAF000/

2019-03-31 20:35:00Z
52781641091385

Bagikan Berita Ini

0 Response to "バイデン氏にセクハラ疑惑、米大統領選の有力候補 - 日本経済新聞"

Post a Comment

Powered by Blogger.