【アディスアベバ=金子靖志】アフリカ・エチオピアのオロミア州で19日、武装集団が車を襲撃し、5人が死亡した。日本人1人が含まれているとの情報がある。エチオピアの国営テレビなど複数のメディアが伝えた。オロミア州の当局者は21日、本紙に対し、「犠牲者の1人は日本人だった。武装集団は強盗目的だったようだ」と語った。在エチオピア日本大使館が身元の確認を急いでいる。
現場は、首都アディスアベバから西に約500キロ離れた高地。車は移動中、武装集団に銃で撃たれ、火を放たれるなどして、乗っていた5人全員が死亡したという。5人は鉱山会社の関係者で、3人はエチオピア人、日本人とインド人が1人ずつとみられる。鉱山会社の経営者が含まれていたとの情報もある。武装集団は逃走し、犯行声明などは出ていない。
現場付近は、最大民族オロモ人が作る反政府武装組織「オロモ解放戦線(OLF)」の拠点だ。政府は、OLFが銀行や住民を襲撃していると批判するが、OLFは否定している。
昨年4月に就任したアビー首相は、民族融和を掲げているが、国内の民族対立が続いている。このほか、貧富の格差などから一般犯罪も相次いでいる。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20190321-OYT1T50205/
2019-03-21 15:59:38Z
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