2019年03月14日07時18分
【ロンドン時事】英議会下院(定数650)は13日夜(日本時間14日未明)、欧州連合(EU)から何の取り決めもなく離脱する「合意なき離脱」を拒否する決議案の採決を行い、賛成多数で可決した。「合意なき離脱」の回避がほぼ確実となった。3月29日の離脱は延期される見通しだが、打開策が見つからなければ、延期が長期に及ぶ恐れもある。
「合意なき離脱」となれば、経済や社会に大きな混乱をもたらす可能性が指摘されていた。世界経済の大きなリスク要因の一つがひとまず取り除かれた格好だが、離脱をめぐる不透明感は拭えていない。
採決では賛成が321票、反対が278票だった。決議案は、土壇場で超党派の議員の修正動議が僅差で通った結果、政府が当初予定していた3月末の離脱だけでなく、いかなる状況下でも「合意なき離脱」を拒否する内容となった。
議会は14日、離脱延期の可否を問う採決を行う。メイ首相は6月30日まで延期する方針だが、13日の採決後の演説で「EUと合意できる離脱案が何かを見つける責任は議員一人ひとりにある」と強調。行き詰まりを打開できない場合は延期が長期化する可能性を示唆した。(2019/03/14-07:18)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019031400171&g=int
2019-03-13 22:18:00Z
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