2019年03月14日16時24分
【クアラルンプール時事】北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男氏が2017年にマレーシアで殺害された事件の公判が14日、クアラルンプール近郊の高等裁判所で開かれ、公訴権を握るトミー・トーマス司法長官は殺人罪に問われたベトナム人女性ドアン・ティ・フオン被告(30)の起訴取り下げ要請を却下した。裁判は続行が決まった。
実行犯とされた2人のうち、インドネシア人女性は11日に起訴が取り下げられており、明暗が分かれた。フオン被告は却下を受け、法廷で涙を見せた。同被告側は次回公判が開かれる4月1日までに再び起訴取り下げを要請する。ベトナム政府も引き続き、釈放を働き掛けるとみられる。
検察側は起訴を撤回しなかった理由を明らかにしなかった。フオン被告の弁護人は「差別的な取り扱いに失望している」と憤った。
起訴状などによると、フオン被告は17年2月13日、北朝鮮国籍の男4人と共謀し、クアラルンプール国際空港で正男氏の顔に猛毒の神経剤VXを塗り付けて殺害したとされる。主犯の北朝鮮国籍の男らは事件直後に出国し、真相解明は極めて困難な情勢だ。(2019/03/14-16:24)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019031400244&g=int
2019-03-14 07:24:00Z
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