2019年03月15日20時53分
【シドニー時事】「一面が血に染まった」。ニュージーランド(NZ)中部クライストチャーチのモスク(イスラム礼拝所)で15日の白昼に起きた凶行。銃乱射により、神聖な場所が一瞬で悲劇の現場に変わった。多数の遺体を目の当たりにした信者らが凄惨(せいさん)な状況を生々しく証言。他方で容疑者の1人は犯行の一部始終をインターネットを使い、17分間にわたり「生中継」していた。
15日はイスラム教徒にとって重要な礼拝が行われる金曜日。地元メディアによると、現場の一つのアルヌール・モスクでは午後1時半(日本時間午前9時半)に祈りが始まって間もなく、多数の信者が集まったモスク内に銃声が響いた。ラムザン・アリさんは、とっさにベンチの下に隠れた。銃声がやんで周囲を見ると、床の上に多くの遺体が見えた。「跳ねた血が降りかかった」と恐怖を語った。
一方、NZヘラルド紙によると、「生中継」した容疑者はオーストラリア生まれの28歳。半自動の銃器で武装し、モスクの近くに車で乗り付けた。入り口付近で1人を銃撃。中に入ると「バン、バン、バン」と無差別に乱射を開始した。はいつくばって逃げようとした信者にも徹底的に銃弾を撃ち込んだという。
3分ほどでいったんはモスクの外に出て、通りに向かって乱射。さらに車で銃弾を補充して再びモスクに戻り、今度は床の上で動かなくなった信者に向かって銃撃を始めるという執拗(しつよう)さだった。(2019/03/15-20:53)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019031500956&g=int
2019-03-15 11:53:00Z
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