米ボーイング社の新型旅客機737MAXは、主力機の燃費や航続距離を向上させた小型機の戦略機種という位置づけだ。中小型旅客機の需要拡大が見込まれる中、ライバルである欧州のエアバス社が開発したA320neoと激しい受注競争を展開している。
737MAXは座席数などが異なる4機種(MAX7、8、9、10)で構成。第1号機は一昨年5月に納入され、今年2月末までの受注数はA320neoファミリー3機種の計6501機に及ばないが、計5012機に上る。うち376機を既に納入している。
この中に、昨年10月29日に墜落したインドネシアの格安航空会社(LCC)大手ライオン・エアや今月10日に墜落したエチオピア航空の機体も含まれていた。両機はともにMAX8の同型機で、737MAXシリーズの標準型とされる。
737MAXの安全性について、ボーイング社は13日の声明で「完全な自信」を持っていると強調した。ただ、インドネシアの事故機は離陸直後に機体の前後の角度を感知するセンサーの誤作動が原因で異常に降下し墜落したとの見方が出ている。エチオピアの事故機も離陸直後に激しく乱高下していたとの管制官の目撃情報がある。
737MAXの特徴の一つは、従来は手動で操作することが多かった離陸時にも自動操縦が利く範囲を広げた点にある。離陸直後という2つの事故の類似点に注目が集まり、内蔵されたソフトウエアに不備があるとの見方も出ている。
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https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190316-00000571-san-soci
2019-03-16 13:28:00Z
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